白米を食べながらなんでダイエットができるの？と思っている方もいるのではないでしょうか。

食べ物を制限しないと太ってしまうと思っている方も多いでしょう。しかし、白米は食べながらでもダイエットができる可能性があります。

そこで、本記事では白米を食べながらでもできるダイエット法と白米がもたらす体への効果について詳しく解説していきます。

白米を食べながらダイエットはできるの？

白米を食べると、体内で糖質が脂質に変わることから、「白米は太る」という認識の方が多いのではないでしょうか。

白米を制限すると、摂取カロリーが減ったと認識して脳は飢餓状態だと思い込んで消費するカロリーを減らしてしまうことがあるようです。この一連の流れが食べていないのに太るという状態になる原因の一つです。

確かに、白米を制限することは脂質が減ることになるため、体重を落とすことはできるかもしれません。しかし、それは一時的なもので、制限をやめた瞬間にリバウンドしてしまう可能性があります。

そこで水抜き等の一時的な減量ではなく、リバウンドしにくいダイエットをするために体脂肪を減らす必要があります。

この体脂肪を減らすのに繋がるのが「白米を食べること」です。

古くから日本の主食であった白米には、食物繊維、ビタミンB、カルシウム、タンパク質など様々な栄養が含まれています。さらに、非常に消化しやすい白米を食べることで、代謝が上がり、正常な体温を保ってくれたり、体脂肪を燃やしてくれるなど、太りにくい体質へと導いてくれるという効果があると言われています。

そもそも白米を抜いたダイエットは非効率

ダイエット時に白米を抜こうという考えは捨てた方がいいかもしれません。白米の制限はダイエットする方にとって非効率な場合があります。ここでは、白米を食べることのメリットと共に非効率なケースを紹介していきます。

白米を食べることのメリット

◯間食が減る

白米には糖質が含まれているため、白米を制限してしまうと糖質が不足し、ついつい甘い物に手を出してしまう可能性があります。

間食は太る大きな原因の一つです。白米をしっかりたべることは満腹感を覚えやすくなることにも繋がるので、白米をしっかり食べて間食を減らすように心がけていきましょう。

◯快便へと繋がる

白米には、食物繊維のような働きをしてくれる難消化性でんぷんが含まれており、その成分が便通を良くしてくれ、痩せやすくなるという効果があると言われています。

便秘は体脂肪が蓄積され肥満となる可能性があるので、そうならないためにもしっかり白米を食べるようして便秘にならにように予防していくことが快便に近づく一歩かもしれません。

◯内臓脂肪が落ちる

内臓脂肪の増大の原因の多くは過剰なカロリー摂取です。脂質の多いおかずばかり食べてしまうと、内臓脂肪が増えてしまいます。そのため、脂質が少ない白米を中心に食事していくことが内臓脂肪の減少へとつながり、ダイエットに良い効果を生み出してくれる可能性が高いと言えます。

◯代謝が上がる

白米には様々な栄養素が含まれています。その中には、食べるとカロリーの燃焼を助ける栄養素もあると言われています。そのため、体温が上昇し、代謝も上がる可能性があります。

代謝が良いとむくみや肩こり、腰痛や冷え性の改善に繋がりやすく、また新陳代謝が活発となり細胞が若くなるめ、肌や髪にハリやつやが出やすいと言われています。代謝が上がることはダイエットに加えて、体に様々な良い影響も与えてくれるというメリットをもたらしてくれる可能性があります。

このように、白米を食べることは、ダイエットに効果的といえます。白米を制限してしまうと正常な体温を保てなくなったり、体脂肪が燃やされにくくなったりすることにより太りやすい体質へとなってしまう可能性があります。

そのため白米を制限することは、一時的な減量には良いかもしれませんが、リバウンドしにくいダイエットをするのに効率的とは言えないでしょう。非効率なダイエットを防ぐためにも、適切な量の白米を食べることが大切ですね。

バランスの取れた食事が大切

おかずは脂質が多く含まれているものが多いため、ダイエットにはあまり向かないといえます。

ご飯を食べる時は、バランスの取れた食事を心がけることが重要なのです。

厚生労働省の理想的なエネルギー産生栄養素バランスが炭水化物50〜65％、脂質が20〜30％、タンパク質が13〜20％とされており、この条件が揃えられた食事バランスが「一汁三菜」と言われています。

「一汁三菜」とはお米と味噌汁、肉や魚などの主菜、野菜などの副菜2品というメニューのことで、バランスの良い食事をする上での基本となります。

温かい味噌汁と一緒に食べることで代謝が上がり、消化吸収の働きが促進され、またきのこ類など食物繊維が豊富な具を入れて食べることで排出効果に期待できる食事になります。

このように「一汁三菜」の食べ方は体に様々な良い効果をもたらしてくれるので、食生活を見直し、少し工夫しながら痩せるための良い食事バランスを確立させていくと良いでしょう。

◯おかずを食べる上での注意点

おかずを食べる際に重要なことは、「塩分と脂質を取りすぎないようにすること」です。

塩分を過剰摂取により体が水分を溜め込むことで体全体がむくみやすくなり、脂肪を溜めやすくなると言われています。脂質は、過剰摂取すると脂肪に変わってしまいます。他にも、消化液の分泌が活発になり食欲が増してしまうなど、様々な悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。

普段の食事バランスを見直し、過剰な塩分や脂質が含まれているおかずばかりを食べないように、バランスの取れた食事をするよう、日頃から心がけていきましょう。

白米を食べながらダイエットをする際の正しい食べ方とは？

白米を食べてより効果の高いダイエットをするには食べ方に気をつける必要があります。

それでは、正しい食べ方って何？と思っている方に正しい食べ方についてご紹介していきます。

冷まして食べる

白米を常温の状態で食べるということです。

白米をあえて常温にして食べることで、白米に含まれているでんぷんが体内にとどまりにくい「レジスタントスターチ」という性質に変化します。

温かいまま食べたいという方も多いでしょう。そういう方は、好みの銘柄米を選ぶなどして美味しくいただく工夫をすると良いでしょう。

そして食べるときには、よく噛んで食べることがポイントです。

しっかり噛んで食べることで、少量しか食べていなくても満腹であると脳に伝わりやすくなり、食欲を少しでも抑えることができます。他にも、しっかり噛んで食べることは内臓脂肪の分解を促進させてくれたり、脳の活性化を促したり、消化を助けたりなど、様々な効果を期待できます。

あまり噛まずにすぐに飲み込んでしまう方もいるとは思いますが、食事はよく噛んで食べるように意識するのをおすすめします。

まとめ

白米を食べることで、体脂肪が燃やされやすくなり、太りにくくなるなど、ダイエットをする上でより高い効果が期待できます。白米は太るという思い込みを捨て、白米を中心とした食事に切り替えていくことがおすすめといえるでしょう。今の食生活を見直し、食事をする上での正しい食べ方を意識しながら、一汁三菜を基本としたバランスの良い食事を心がけていきましょう。