普段の食事にはどれぐらい糖質が含まれているか?自分にあった1日の糖質量を解説
突然ですが、私たちが普段食べている食事にはどの程度の糖質が含まれているかご存知ですか?
炭水化物であるお米以外にも、糖質は含まれています。
糖質=お米やパンと言うイメージがありますが、おかずに含まれている糖質を加算すると、糖質を摂りすぎているケースも。
そこで今回は、食事の糖質量とそれぞれに合った1日の糖質量を解説します。
1日の食事の中で含まれている糖質量
成人男性と成人女性を例にして解説
1日3食の中で、どの程度の糖質が必要かは年齢や性別などで変わってきますが、成人男性だと約300g、そして成人女性だと約250g摂取することが好ましいとされています。
だいたい一食あたり男性で100g、女性で80g程度に抑えるとちょうどよいでしょう。
白米がお茶碗一杯で約55g糖質が含まれています。
糖質は主食以外のおかずにも含まれていますから、注意が必要です。
自身にあった1日の糖質量
糖質の理想な摂取量は、全ての人が同じ量ではありません。
上記で解説した成人女性、成人男性の例はあくまで一般的な目安です。
実際の1日に必要な糖質量は、運動量や生活習慣、また妊娠や授乳中など、様々な環境によって左右します。
運動を日常的にする人と、あまり運動習慣がない人では、1日に必要な糖質摂取量には差があります。
例えば、1日の殆どの時間を運動や筋トレに費やすアスリートが、殆ど運動をしない人の適正な糖質量を摂取するとどのようなことが起こるかわかりますか?
激しい運動をする人は、多くのエネルギーを必要とします。
そのため、全く運動をしない人に合った糖質量ではエネルギー不足になってしまうのです。
エネルギー不足になると、頭がぼーっとしたりやる気が出なかったり、さまざまな影響が出てしまいます。
今の自分の状態を見ながら、その生活に合った糖質量を摂取できるようにしましょう。
1日の糖質を適正量に抑えるメリット
1日の糖質を適正量に抑えると一体どのようなメリットがあるのでしょうか?
①体重の改善
糖質を適正量に抑えると、体重の大幅な増減がなくなります。
また、糖質を適正量にするよう心がけると、インスリンの分泌が抑えられることにより痩せやすい体質にも。
体重の増加はさまざまな病気の要因になってしまうので、注意しましょう。
②血糖値の急激な上昇を抑える
糖質を適正量に抑えると、食後急激な血糖値の上昇が抑えられます。
急激に血糖値が上がると、インスリンの過剰分泌により余分な糖質が脂肪へと変わりやすくなってしまいます。
また、血糖値が高いと糖尿病の発症リスクも高くなります。
また、急激な血糖値の上昇で頭痛がしたりすることも。
そのため、1日の糖質摂取量を適正にするだけでも、生活習慣病予防にも繋がるメリットがあります。
まとめ
今回は、1日の食事に含まれている糖質量、そしてそれぞれに合った1日の糖質量について解説しました。
糖質=太ると言うイメージから、無理な糖質制限をする人も多いようですが、糖質は生きるうえでとても大切な栄養素です。
そのため、無理な糖質制限よりも適正な糖質量を維持することが大切です。
糖質は摂りすぎても摂らなすぎても健康に影響が出てきてしまうので、自分に合った量を摂取するように心がけましょう。