冷え性対策!体を温める食事とは
からだの冷えは季節を問わず、寒さや体の冷えを感じる状態を指します。「気温が寒いわけでもないのに末端(手足など)が冷たい」「布団に入っても手足が冷えて眠れない」「お風呂に入ってもすぐに手足が冷えてしまう」「厚着をしても体が冷えている」などをよく感じている方は冷え性の可能性が高いでしょう。この状態をそのままにしておくと、血流が滞ることによりからだに様々な不調が出てくる場合があります。
冷え性は食事でからだのなかから改善することができます。食品でからだを温めるのであれば、カプサイシン、ショウガオールを意識して摂取しましょう。
- カプサイシン
カプサイシンは、とうがらしやししとうに含まれる辛味成分です。
エネルギーの代謝に関わるアドレナリンの分泌を促進させることによって、体温が上昇します。
ーカプサイシンを多く含む食材
とうがらし、ししとうなど
- ショウガオール
ショウガオールは生のショウガがに含まれている辛味成分であるジンゲロールが加熱によって変性してできたものです。ショウガオールの作用によって、冷えを改善する効果があると考えられています。血管を拡張させることで血流を促し、冷えを改善する効果が期待できます。
ーショウガオールを多く含む食材
しょうが(加熱したもの)
その他、たまねぎ、にんにく、にんじん、ごぼう、卵、肉、赤身の魚、スパイスなどもからだを温める効果があります。反対に、水分やカリウムが比較的多く含まれている野菜や果物(きゅうり、なす、トマト、バナナなど)は利尿作用があるため、からだを冷やしやすいと言われています。食事の際は、摂取量などに注意しましょう。
これらの体を温める食材や栄養素が摂りやすいメニューとしては、豚の生姜焼き、ごぼうと人参のきんぴら、カレーなどがあります。
食事以外でのからだの冷え対策としては、筋トレ(特に脚のトレーニング)などを行い、筋肉量を増やす、湯船に浸かってからだを温める、過度にストレスを溜めないなどもおススメです。