むくみを解消!食生活の改善でむくみ知らずに
むくみとは、皮下組織(皮膚の下部)に水がたまった状態のことを指します。水分が重力の関係で身体の下の方へたまりやすいので、脚にむくみを感じる方が比較的多いです。脚以外では、顔や皮膚の薄い場所などに現れることもあります。夕方になると足がむくんで靴下の跡がくっきり、お酒を飲んだ翌日は顔がパンパンに、手がむくんで指輪が抜けない等を経験したことがある方も多いのではないでしょうか。
むくみ対策には、カリウムを意識して摂取しましょう。カリウムには体内のナトリウム(塩分)を排泄する働きがあるため、むくみ予防に役立ちます。
ーカリウムを多く含む食材
ほうれんそう、小松菜、アボカド、バナナ、さつまいも、すいかなど
同時に、塩分の過剰摂取は避けましょう。人間の体には体内の塩分濃度を一定に保とうとする働きがあり、塩分をたくさん摂取すると体内の塩分濃度を薄めようと体内に水分を溜め込みます。それが原因でむくみやすくなってしまいます。カリウムは水に溶けやすい性質があるので、生で食べられるものは生で、調理する場合は煮汁ごと食べられるメニューがおすすめです。
参考に、厚生労働省が実施している「国民健康・栄養調査の概要」によると、1日の塩分摂取目標量は男性で7.5g未満、女性6.5g未満とされています。
ー食品に含まれる塩分量の目安は以下の通り。
・カップ麺1食 …5.1g
・梅干し1個 …2.2g
・食パン6枚切り1枚…0.7g
・ちくわ1本(30g)…0.6g
むくみの対策になるカリウムが多くとれるメニューとしては、ほうれん草とアボカドのサラダ、カットフルーツ、 グリーンスムージー などです。
食事以外でのむくみ対策には、適度に運動を行う、同じ姿勢を長時間続けないようにする、からだを冷やさない、リンパマッサージなどを行うなどもおススメです。